「3Dは敷居が高い」「CADが必要そう」と思われがちですが、Scaniverseなら スマホで3Dスキャン(Mesh)を作って、GLB/FBX/STLで保存できます。本記事では、Scaniverseの使い方(最短手順と、Windowsへの転送方法、さらに 3Dスキャンデータに図面・仕様書・点検記録を紐付けられるAnnoLinkとXRLiteへの現場活用(注釈・リンク付け)までをまとめます。
初回は「設備まるごと」より、次のような 小さめ・回りやすい対象がおすすめです。
制御盤の外観
バルブ周り、配管の分岐
治具、ポンプ周辺の“迷いやすいポイント”
成功体験が最速で作れます。
アプリを起動し、新規スキャンを開始します。※メニュー表示は端末やバージョンで多少違いますが、基本は「新規 → 撮影開始」の流れです。
3Dスキャンが崩れる原因の多くは「速い」「同じ角度しか撮れていない」です。
ゆっくり動く(暗い場所ほどゆっくり)
対象からの距離は近すぎず遠すぎず
一周できない場合は、見える範囲で角度を増やす
一発で完璧を狙わないのがコツです。プレビューで欠けが見えたら、その部分だけ少し追加で撮って埋めます。
XRLite連携が目的なら、まずはこの3つでOKです。
GLB:扱いやすく軽め(まずはこれ推奨)
FBX:3Dツール連携に強い
STL:形状確認・簡易用途向け
現場で詰まりやすいのが「転送」です。用途別に最短を選びます。
Google Drive:スマホでDriveに保存 → Windowsでダウンロード
iCloud Drive(iPhone):iCloudに保存 → WindowsのiCloudで取得
LocalSend:同じWi-Fi(社内LAN)でスマホ→Windowsへ直接送れる※「ネットに出せない現場」ほど便利です。
Quick Share:対応環境なら、近距離転送が簡単(AirDrop的に使える)
Scaniverseで作った3D(GLB/FBX/STL)をXRLiteで開いたら、“見るだけ”で終わらせないのがポイントです。AnnoLink・XRLiteでは、3D上の重要ポイントに次を載せて「迷わない現場」を作れます。
手順リンク:作業手順書(PDF)/動画/社内ページ
点検リンク:点検表/チェックリスト/報告フォーム
注意点:挟まれ・高温・感電などの注意
部品情報:部品番号/型式/代替品
条件:トルク値、締付順、交換周期、工具サイズ
「検索して探す」時間を削るのが狙いです。
欠ける/穴が空く:撮影スピードを落とす。角度を増やす
反射・黒い物が苦手:距離を少し変えて複数角度で撮る
重い:最初は対象を小さく。重要ポイントだけスキャンする
現場で撮れない:稼働停止が難しいなら、停止中に“要所だけ”撮る運用にする
Splatは見栄えが強い一方で、端末・環境によって動作差が出やすい領域です。XRLite運用の主軸は Mesh(GLB/FBX/STL) に置き、Splatは「対応端末があるときだけ試す」位置づけが安全です。
Q. Scaniverseで作った3Dは無料で使えますか?A. 基本操作は簡単に試せます。運用条件はアプリや環境で変わるので、まずは小さな対象で出力まで確認するのがおすすめです。
Q. GLB/FBX/STLはどれを選べばいい?A. 迷ったらGLB。3Dツール連携が多いならFBX、形状だけで良いならSTLが目安です。
Q. Windowsに転送できない(社内ルールでクラウドNG)A. 同一LAN内で送れるLocalSendなどを使うと、クラウドなしで転送できます。
Q. 設備まるごと3D化しないと意味がない?A. まずは「迷うポイント」「故障が多いポイント」だけで十分効果が出ます。小さく始めるのが成功パターンです。
Scaniverseは、スマホで 3Dスキャン(Mesh)→GLB/FBX/STL出力→Windows転送までを短時間で回せます。そしてXRLiteで 注釈+リンクを付けることで、「3Dを見る」から「現場が動ける」コンテンツになります。まずは 1設備・1ポイント・3分から始めてみてください。