VRLiteで作業環境をシミュレート

VRLiteで作業環境をシミュレート

上の動画は中央のベルトコンベアから部材を取り、左のデーブルで作業をを行い、右にテーブルに移す、という一連の流れをVR空間で試しています。

左右のテーブルの幅が広いので身体を動かす(一歩移動する)必要があります。この動きを何回も行っているとボディーブローのように少しづつ疲労が溜まってきます。

テーブル間の幅を測ってみたら約1mありました。

テーブルを少し動かして幅を狭くすると一歩移動する動作がなくなったのでこれなら疲労がたまることは少ないでしょう。

しかし、体格によっては「幅は1.1mがいい」とか「いや、0.7mがいい」とか色々あると思われます。様々なパターンをVRで複製し試してみることも可能になります。

動画のようなシンプルなテーブルであれば実空間でも持ち上げて移動させることは容易です。しかし、これが重量のある機器の場合だとそうはいきません。

設計の段階で人の動作を確認し、安全で疲労の少ない作業環境を構築することは非常に重要となります。

VRLiteでは実サイズで3DCADデータをロードし、無理な作業体勢はとらないか、安全に作業を行えるか、身体の動作と作業環境のレイアウトを検証することが可能になります。