点群データはリバースエンジニアリングや分析だけに限らず、メッシュ化することでCADデータのない設備や機器の3DマニュアルをXRLite Editorで作成できるようになります。XRLite Editorで作成した3DマニュアルはVRLite Ver4で再生します。
また、VRLite Ver2はポイントクラウドオプションで点群データをVR空間に表示することもできます。
ここではCloudCompareでの処理方法について説明します。
メッシュ化については別記事で説明いたします。
「File」から3Dスキャナで取得した点群データを読み込みます。
操作対象の点群データをDB TReeから選択し、操作しやすいように表示色をRGBに選択スします。
不要なところを消去、ノイズ部分を除去します。
変換後、新しい点群で生成されるので、変換前のデータは右クリックで表示されるポップメニューからDeleteを選択して消します。
トリミングされた点群データの任意の位置を原点に移動させます。 VRLiteではコンバータで変換する際に点群データの中心を原点に設定することもできますが、複数の点群データの合成を行う場合などにはこの処理が必要となります。
VRLiteに点群データを表示するためにはコンバータ「」にptsファイルもしくはxyzを読み込ませてvpcに変換する必要があります。
ここではCloudComplare からptsをエクスポートする方法について説明します。
CloudCompareのFileメニューからSaveを選択します。
ファイル保存ダイアログでファイル名を指定し拡張子をpts、ファイルの種類をASCII Cloudで保存を選択します。
「保存」をクリック後、「Save ASCII file」ダイアログが表示されます。下記項目をチェックしてください。
最後にOKをクリックしてください。
変換後のPTSデータは下図のようになってます。VisualStudio CODEなどテキストエディタでご確認ください。
変換したPTSデータをPointCloud2VRLite ConverterでVPCフォーマットに変換します。
変換方法については「点群データをVR Liteで表示」をご参照ください。