立体物をARターゲットとして認識

立体物をARターゲットとして認識

ARではマーカーやGPS、床面などの認識をトリガーとしてコンテンツを表示させます。では、「何かを」認識させてコンテンツを表示させるであればQRコードでも良いのは?となります。

QRコードはWebページへのリンク等に使われますが、実空間に情報を重ね合わせて表示させる場合にARである必然性があります。

実空間に重畳させることで直感的に理解できるようになり、作業の効率化につながり負担軽減や学習速度向上、エラー低減に寄与します。

では、印刷済みパンフレットや美術品、工作機械、精密機器工場などマーカーを貼れない場合はどうすればいいでしょう。

そのような場合はモデルターゲットと呼ばれる技術を使います。モデルターゲットは、実空間のオブジェクトを効果的に認識し、追跡できるようになります。


モデルターゲットを用いたARは次の手順で作成します。

1.3Dスキャナで点群データを作成。

2.点群データがから3Dモデルを作成

3.3Dモデルからモデルターゲットを作成。

4.モデルターゲットを用いてARコンテンツを作成。実行結果はこちら

CADデータがあらかじめある場合はCADデータからモデルターゲットを作成することも可能です。

モデルターゲットは今後のARの鍵となる要素であり、オブジェクトの認識と追跡を強化してユーザーエクスペリエンスを向上させます。