Scaniverseの使い方|スマホで3Dスキャン(Mesh)→GLB/FBX/STL→XRLite連携まで

Scaniverseの使い方|スマホで3Dスキャン(Mesh)→GLB/FBX/STL→XRLite連携まで

「3Dは敷居が高い」「CADが必要そう」と思われがちですが、Scaniverseなら スマホで3Dスキャン(Mesh)を作って、GLB/FBX/STLで保存できます。
本記事では、Scaniverseの使い方(最短手順と、Windowsへの転送方法、さらに XRLiteでの現場活用(注釈・リンク付け)までをまとめます。

Scaniverseの使い方(Mesh):最短5ステップ

1)スキャン対象を決める(最初は小さく)

初回は「設備まるごと」より、次のような 小さめ・回りやすい対象がおすすめです。

  • 制御盤の外観

  • バルブ周り、配管の分岐

  • 治具、ポンプ周辺の“迷いやすいポイント”

成功体験が最速で作れます。

2)Scaniverseで新規スキャンを開始

アプリを起動し、新規スキャンを開始します。
※メニュー表示は端末やバージョンで多少違いますが、基本は「新規 → 撮影開始」の流れです。

3)撮影のコツは「ゆっくり・一定距離・角度を変える」

3Dスキャンが崩れる原因の多くは「速い」「同じ角度しか撮れていない」です。

  • ゆっくり動く(暗い場所ほどゆっくり)

  • 対象からの距離は近すぎず遠すぎず

  • 一周できない場合は、見える範囲で角度を増やす

4)仕上がりを確認して、足りないところだけ追加撮影

一発で完璧を狙わないのがコツです。
プレビューで欠けが見えたら、その部分だけ少し追加で撮って埋めます。

5)GLB/FBX/STLで書き出し(Export)

XRLite連携が目的なら、まずはこの3つでOKです。

  • GLB:扱いやすく軽め(まずはこれ推奨)

  • FBX:3Dツール連携に強い

  • STL:形状確認・簡易用途向け

iPhone / Android → Windowsへ簡単に転送する方法(おすすめ順)

現場で詰まりやすいのが「転送」です。用途別に最短を選びます。

クラウドOKなら(簡単)

  • Google Drive:スマホでDriveに保存 → Windowsでダウンロード

  • iCloud Drive(iPhone):iCloudに保存 → WindowsのiCloudで取得

クラウドNG(社内ルール厳しめ)なら(LAN内で完結)

  • LocalSend:同じWi-Fi(社内LAN)でスマホ→Windowsへ直接送れる
    ※「ネットに出せない現場」ほど便利です。

Android ↔ Windowsを“近距離でサクッと”なら

  • Quick Share:対応環境なら、近距離転送が簡単(AirDrop的に使える)

XRLite連携:3Dに「注釈+リンク」を付けると現場で効

Scaniverseで作った3D(GLB/FBX/STL)をXRLiteで開いたら、“見るだけ”で終わらせないのがポイントです。
XRLiteでは、3D上の重要ポイントに次を載せて「迷わない現場」を作れます。

3Dに付けると効果が高い情報

  • 手順リンク:作業手順書(PDF)/動画/社内ページ

  • 点検リンク:点検表/チェックリスト/報告フォーム

  • 注意点:挟まれ・高温・感電などの注意

  • 部品情報:部品番号/型式/代替品

  • 条件:トルク値、締付順、交換周期、工具サイズ

「検索して探す」時間を削るのが狙いです。

運用がラクになる命名例

  • 設備ID_場所_YYYYMMDD.glb
  • 例:P-103_制御盤_20260306.glb
これだけで差し替え(更新)と共有がスムーズになります。

よくある失敗と対策

  • 欠ける/穴が空く:撮影スピードを落とす。角度を増やす

  • 反射・黒い物が苦手:距離を少し変えて複数角度で撮る

  • 重い:最初は対象を小さく。重要ポイントだけスキャンする

  • 現場で撮れない:稼働停止が難しいなら、停止中に“要所だけ”撮る運用にする

(補足)Splatは「おまけ」運用が安全

Splatは見栄えが強い一方で、端末・環境によって動作差が出やすい領域です。
XRLite運用の主軸は Mesh(GLB/FBX/STL) に置き、Splatは「対応端末があるときだけ試す」位置づけが安全です。

FAQ

Q. Scaniverseで作った3Dは無料で使えますか?
A. 基本操作は簡単に試せます。運用条件はアプリや環境で変わるので、まずは小さな対象で出力まで確認するのがおすすめです。

Q. GLB/FBX/STLはどれを選べばいい?
A. 迷ったらGLB。3Dツール連携が多いならFBX、形状だけで良いならSTLが目安です。

Q. Windowsに転送できない(社内ルールでクラウドNG)
A. 同一LAN内で送れるLocalSendなどを使うと、クラウドなしで転送できます。

Q. 設備まるごと3D化しないと意味がない?
A. まずは「迷うポイント」「故障が多いポイント」だけで十分効果が出ます。小さく始めるのが成功パターンです。

まとめ

Scaniverseは、スマホで 3Dスキャン(Mesh)→GLB/FBX/STL出力→Windows転送までを短時間で回せます。
そしてXRLiteで 注釈+リンクを付けることで、「3Dを見る」から「現場が動ける」コンテンツになります。
まずは 1設備・1ポイント・3分から始めてみてください。